院長あいさつ

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平素より当院の運営にご支援・ご協力いただき、ありがとうございます。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

院長 寺田 克
長野県立信州医療センター

院長竹内 敬昌

小冊子「診療のご案内2023」では、当院で提供しているさまざまな診療サービスについてご案内しております。 当院を受信される際や、ご紹介いただく際にご利用いただけますと幸いに存じます。また、当院のホームページ(https://shinshumedicalcenter.jp)でも詳細な情報を提供しておりますので、合わせてご活用下さいますようお願い申し上げます。

当院は長野県立病院機構の中核病院で感染症治療の拠点病院としての責務と、地域の基幹病院としての責務を併せ持っています。現在は、コロナ禍から「コロナ後」の時代に移行しつつあり、当院でも政府による「5類以降後」の新しい指針に基づいて、新たなステージに向けた準備を進めております。今後も感染症の県内の拠点病院として近隣医療機関や保健所と連携して、地域および県全体感染症対策貢献するという当院の大きな役割を果たして参ります。

また、コロナ禍により医療における様々な変化が10年早まったと言われています。社会構造も生活習慣も患者さんの意識も大きく変わり、全てがコロナ前に戻るとは考えられません。医療ニーズ、IT化など10年早まった変化に対応できるよう、私達自身も変革していく必要があると考えています。

2024年からは国の第8次医療計画がスタートします。この中で、地域医療構想として、今後の人口減少・高齢化に伴う医療ニーズの変化に対応した医療機関の機能分化・連携を進めていく事が一つの大きな柱になっています。当院におきましては、昨年から外来機能として紹介受診重点医療機関となるかどうか検討してまいりましたが、紹介率、逆紹介率が30〜35%前後と低い水準で、多くの患者さんのかかりつけ医としての外来受診状況から判断して、当面は紹介受診重点医療機関としても手挙げはしない方針と致しました。当院は地域の基幹病院として、急性期医療を主軸に回復後、退院支援、さらに健診や訪問診療、産科医療と、総合的な診療を行っていますが、その必要性は今後も変わらないと考えており、地域の病院、クリニックとの連携を密にして、地域の医療ニーズに応えられるようより一層努めてまいります。また、地域住民の方々が安心して健康で快適な生活を送るために在宅での医療や介護サービスを充実させる必要があり、その需要は今後ますます増大していくと思われます。そのために医療機関だけでなく、行政、福祉施設、介護施設とも連携し、地域包括ケアシステムの構築にも積極的に取り組んでいく必要があると考えています。

信頼される医療を提供するために、患者さん中心の医療を実践する事を心がけ、地域の皆様が安心して医療を受けられるように職員一丸となって努力し、医療の質の向上に努めてまいります。今後ともご支援・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

2023年(令和5年)
長野県立信州医療センター
院長  竹内 敬昌

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