竣工式 院長あいさつ
新棟建設ならびに病院名変更の経緯について
病院長の寺田でござます。
日頃から、皆様方には、当院の病院運営にあたりまして、様々なご支援・ご協力を賜り、こころから感謝申し上げます。
また、ご来賓の皆様方には、本日は大変お忙しい中、ご出席いただき、誠にありがとうございます。
信州医療センターの竣工式に当たりまして、新棟建設ならびに病院名変更についての経緯、経過についてご報告させていただきます。
当センター(旧 県立須坂病院)は、地域医療をより発展させる目的で、平成27年度から開始した第2期中期計画の中に新棟増築を盛り込みました。
その中では、診療機能の強化をはかることを重要課題として、がん診療の強化、健康増進・予防医療の充実、地域の医療福祉関係機関などとの連携強化に焦点をあて、あわせて、へき地医療を担う医療従事者の確保と養成、派遣の推進、ならびに長野県における感染症対策の拠点病院としての更なる発展を行うことを盛り込みました。
昨年8月より新棟建設に着手し本年6月に竣工、7月より東棟と命名し稼働を開始しました。また、東棟稼働で空いたスペースを活用し、県内の感染症医療の中核となる「感染症センター」の設置や、遺伝子検査技術の向上を図るための遺伝子検査室の拡充、更には、県立病院機構の職員を含め、内外の医療職者の技術向上を図るため、本部研修センターを移転拡充いたしました。
病院名変更については、7月1日の東棟オープニングセレモニーの際にも申し上げましたが、その背景には、新棟稼働と既存棟の改修に伴う診療機能の強化に合わせ、長野県の政策医療を担う当センターの役割をより明確にし、県立病院機構5病院の中での中核病院として、これまで以上にその責務を果たそうとの思いが込められています。
昨年7月に開催した地域代表や有識者の方々にご参加いただいている当院運営協議会において、名称変更のご承認をいただき、9月から10月にかけての3週間にわたり、新病院名の公募を行いました。
11月に外部委員13名、機構職員2名からなる「長野県立須坂病院新名称選定委員会」を開催し、96件の応募の中から、最終的に「長野県立信州医療センター」に決定いたしました。
本日の竣工式を契機に、「信州医療センター」を地域の住民の皆様にも理解していただくことはもちろんのこと、県立5病院の中核病院としての医療機能を、更に充実してまいる所存であります。皆様におかれましては、一層のご支援ご高配を賜りますようお願い申し上げます。
以上、簡単ではありますが、竣工式に当たりまして、その経緯・経過についてご説明いたしました。本日は、第16回病院祭を「地域と共に歩む未来~新たな一歩、県立信州医療センター~」のテーマで開催しております。お時間がございましたら、御覧をいただきたいと思います。
本日は宜しくお願い致します。